企業向け手紙(参考にしてください)
企業CSR担当者様
私たちは、ブログを通じて知り合った、乳がん患者とその家族です。このたびは、貴社に協力を要請したく、お手紙をさしあげることにいたしました。貴重なお時間をいただいて恐縮ですが、どうかお付き合いください。
じつは最近、『グラマラス』というファッション誌の企画で、裸の女性(セミヌード主体ですが)写真を使ったチャリティがありました。有名な女性カメラマンが、10人の女優・タレント・モデルらを撮影し、定価に百円をチャリティとして上乗せして販売し、団体に寄付をしました。そのキャンペーンが、乳がんの早期発見・早期受診を啓発するためのものだったのです。
乳がん患者の中には、こうしたキャンペーンに、失望している者が多数おります。そうした乳がん患者は、胸の摘出手術や、抗がん剤の副作用、放射線の照射や、ホルモン剤の使用などによって、ボディイメージが変化し、そのことに大変ショックを受けたり、悩んだりしております。それでも、生きることを考え、女性としての美しさへのこだわりをガマンして、治療を受けております。
乳がんは、女性としてデリケートな場所に原発するものですが、かならずしも局所的に乳房にばかり留まるわけではなく、近頃では全身治療を行うことが多いものです。それでも、乳房のイメージから、乳がんに性的な表現を絡めらることが後を絶たず、そのことに、強い抵抗感を持つ女性がいるということをお分かりいただきたいと思います。たとえば、パートナーとの性的接触がないから発見が遅れたというような意見が不用意に投げかけられたりするわけです。
「全く困ったものだ」そう思って見ていたところ、あろうことか、乳がんの検診を促すピンクリボン運動の中核的存在である朝日新聞社事業部内のピンクリボン・フェスティバル事務局が、公式ブログ内で、そのヌードキャンペーンに賛辞の言葉を贈っていたのです。この事務局では、以前にもキャンペーンポスターとして、やはり性的イメージを喚起するような乳がん検診促進のポスターを選んでいました。そこで、セミヌードに賛辞を贈ったブログのコメント欄に抗議が相次ぎました。身内のような存在だと思っていた事務局が、初歩的な患者に対する配慮を理解していなかったということに、少なからぬショックを受けたからです。
ところが、事務局は、なかなかコメントを出さず、形ばかりの謝罪を時々行うだけでした。その謝罪のしかたは、一応謝って見せるけれども、「講談社とは提携していない」「ピンクリボン運動はいろいろあって、自分たちは無関係」「ピンクリボンは早期検診の啓発がメインだから患者はメインではない」といった、「無関係」を主張する部分に多くの文字を費やしていました。「謝罪」の文字をタイトルから消したりもしました。そして、患者たちとの対話の機会も持たぬまま、コメントの記入ができないようにし、それまでのコメントを全削除し、さらに、一方的にブログの閉鎖を決めました。その、冷たい対応に、批判をしていた患者の多くが、凍りつく思いをしました。
朝日新聞社内のピンクリボンフェスティバル事務局は、キレイでカッコイイキャンペーンにばかり力を入れて、患者の声を吸い上げることに関しては、おざなりです。健康な女性を対象に早期発見を訴えられれば、患者の気持ちなどはおかまいなしと言わんばかりです。建造物のライトアップ、ウォークイベントの開催、キャラクターとの提携、タレントの起用、映画の後援、雑誌との提携など、キャンペーンはどんどんどんどん広告化し、派手さに歯止めがかかりません。
フェスティバル事務局が仕掛けているのは、まさしく乳がんの名を借りた「お祭り」です。乳がんの現実を生きる者の感覚とは、180度対極にあるものです。いつから、乳がんがお祭りのテーマに据えられるようなものになったのでしょうか?そのはしゃぎすぎは、今後の乳がん検診について不安を覚えさせられます。
乳がん患者は、乳がんのグロテスクを経験し、現実を生きています。生きていくためには、自己の精神を強く持とうとし続けなくてはなりません。その思いを、逆なでするようなお祭り騒ぎに、現実を良く知る者としては、危惧を抱かざるを得ません。もし、検診で乳がんが見つかれば、そのときから、ピンクリボンの異様な明るさと正反対の世界に入らなくてはならないのです。
フェスティバル事務局のしかける不自然に明るいキャンペーンは、一部の乳がん患者にとっては、毒です。乳がんが発見された人にも、毒です。女性としての美しさにこだわる人は、かえってじゅうぶんな治療を受けられない気持ちにさせられるでしょう。キレイでカッコいいキャンペーンは、乳がんの現実を覆い隠してしまいます。この覆い隠しは、意図されたものです。企業の協賛を得るために、ネガティブなイメージを徹底して塗りつぶしているのです。このような社会運動は、果たして、本来のあるべき姿と言えるでしょうか?当事者を覆い隠してしまい、お祭り騒ぎを盛りたてることの、どこが社会運動なのでしょう。事務局は、企業のほうを向いていますが、協賛企業の社会貢献の真意は、具現化されているとは言えないと思います。企業の社会貢献の意識のほうが、ずっと高く感じられます。
もし、良識ある貴社が、乳がんの早期発見支援をお考えのときは、どうか、他の良識ある、地道な活動を続ける団体をお選びください。わたしたちは、真摯な態度で行われる乳がん検診の進展には、協力したいと考えております。患者も家族も企業も医療機関も、互いを尊重しながら、みんなで協力しあえる乳がんのサポート運動が実現できますように、ご協力をいただきたいと存じます。
お付き合いいただき、心より感謝申し上げます。貴社の誠実なる社会貢献が大きな実を結びますことを祈念いたします。
2008年5月1日
ブログで手をつなぐ乳がん患者と家族の会
通称「ピンクチェーン」
○○○○
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私たちは、ブログを通じて知り合った、乳がん患者とその家族です。このたびは、貴社に協力を要請したく、お手紙をさしあげることにいたしました。貴重なお時間をいただいて恐縮ですが、どうかお付き合いください。
じつは最近、『グラマラス』というファッション誌の企画で、裸の女性(セミヌード主体ですが)写真を使ったチャリティがありました。有名な女性カメラマンが、10人の女優・タレント・モデルらを撮影し、定価に百円をチャリティとして上乗せして販売し、団体に寄付をしました。そのキャンペーンが、乳がんの早期発見・早期受診を啓発するためのものだったのです。
乳がん患者の中には、こうしたキャンペーンに、失望している者が多数おります。そうした乳がん患者は、胸の摘出手術や、抗がん剤の副作用、放射線の照射や、ホルモン剤の使用などによって、ボディイメージが変化し、そのことに大変ショックを受けたり、悩んだりしております。それでも、生きることを考え、女性としての美しさへのこだわりをガマンして、治療を受けております。
乳がんは、女性としてデリケートな場所に原発するものですが、かならずしも局所的に乳房にばかり留まるわけではなく、近頃では全身治療を行うことが多いものです。それでも、乳房のイメージから、乳がんに性的な表現を絡めらることが後を絶たず、そのことに、強い抵抗感を持つ女性がいるということをお分かりいただきたいと思います。たとえば、パートナーとの性的接触がないから発見が遅れたというような意見が不用意に投げかけられたりするわけです。
「全く困ったものだ」そう思って見ていたところ、あろうことか、乳がんの検診を促すピンクリボン運動の中核的存在である朝日新聞社事業部内のピンクリボン・フェスティバル事務局が、公式ブログ内で、そのヌードキャンペーンに賛辞の言葉を贈っていたのです。この事務局では、以前にもキャンペーンポスターとして、やはり性的イメージを喚起するような乳がん検診促進のポスターを選んでいました。そこで、セミヌードに賛辞を贈ったブログのコメント欄に抗議が相次ぎました。身内のような存在だと思っていた事務局が、初歩的な患者に対する配慮を理解していなかったということに、少なからぬショックを受けたからです。
ところが、事務局は、なかなかコメントを出さず、形ばかりの謝罪を時々行うだけでした。その謝罪のしかたは、一応謝って見せるけれども、「講談社とは提携していない」「ピンクリボン運動はいろいろあって、自分たちは無関係」「ピンクリボンは早期検診の啓発がメインだから患者はメインではない」といった、「無関係」を主張する部分に多くの文字を費やしていました。「謝罪」の文字をタイトルから消したりもしました。そして、患者たちとの対話の機会も持たぬまま、コメントの記入ができないようにし、それまでのコメントを全削除し、さらに、一方的にブログの閉鎖を決めました。その、冷たい対応に、批判をしていた患者の多くが、凍りつく思いをしました。
朝日新聞社内のピンクリボンフェスティバル事務局は、キレイでカッコイイキャンペーンにばかり力を入れて、患者の声を吸い上げることに関しては、おざなりです。健康な女性を対象に早期発見を訴えられれば、患者の気持ちなどはおかまいなしと言わんばかりです。建造物のライトアップ、ウォークイベントの開催、キャラクターとの提携、タレントの起用、映画の後援、雑誌との提携など、キャンペーンはどんどんどんどん広告化し、派手さに歯止めがかかりません。
フェスティバル事務局が仕掛けているのは、まさしく乳がんの名を借りた「お祭り」です。乳がんの現実を生きる者の感覚とは、180度対極にあるものです。いつから、乳がんがお祭りのテーマに据えられるようなものになったのでしょうか?そのはしゃぎすぎは、今後の乳がん検診について不安を覚えさせられます。
乳がん患者は、乳がんのグロテスクを経験し、現実を生きています。生きていくためには、自己の精神を強く持とうとし続けなくてはなりません。その思いを、逆なでするようなお祭り騒ぎに、現実を良く知る者としては、危惧を抱かざるを得ません。もし、検診で乳がんが見つかれば、そのときから、ピンクリボンの異様な明るさと正反対の世界に入らなくてはならないのです。
フェスティバル事務局のしかける不自然に明るいキャンペーンは、一部の乳がん患者にとっては、毒です。乳がんが発見された人にも、毒です。女性としての美しさにこだわる人は、かえってじゅうぶんな治療を受けられない気持ちにさせられるでしょう。キレイでカッコいいキャンペーンは、乳がんの現実を覆い隠してしまいます。この覆い隠しは、意図されたものです。企業の協賛を得るために、ネガティブなイメージを徹底して塗りつぶしているのです。このような社会運動は、果たして、本来のあるべき姿と言えるでしょうか?当事者を覆い隠してしまい、お祭り騒ぎを盛りたてることの、どこが社会運動なのでしょう。事務局は、企業のほうを向いていますが、協賛企業の社会貢献の真意は、具現化されているとは言えないと思います。企業の社会貢献の意識のほうが、ずっと高く感じられます。
もし、良識ある貴社が、乳がんの早期発見支援をお考えのときは、どうか、他の良識ある、地道な活動を続ける団体をお選びください。わたしたちは、真摯な態度で行われる乳がん検診の進展には、協力したいと考えております。患者も家族も企業も医療機関も、互いを尊重しながら、みんなで協力しあえる乳がんのサポート運動が実現できますように、ご協力をいただきたいと存じます。
お付き合いいただき、心より感謝申し上げます。貴社の誠実なる社会貢献が大きな実を結びますことを祈念いたします。
2008年5月1日
ブログで手をつなぐ乳がん患者と家族の会
通称「ピンクチェーン」
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ありがとうございます
一人でも多くの声を
ありがとうございます。
こうした参考文を掲載いただけると本当に助かります。
この連休中に、「もしや」と思っていたことが「やっぱり」と言う残念な現実となりました。
本当に残念です。
今回の問題とこの心無い結末は、多くの乳がん患者の心を傷付け体にダメージを与えていると思います。わたしのように治療に一区切りが付いてこのように声を上げたりアクションを起こせる者はまだ良いのです。でも、これから手術や抗がん剤治療を受ける人、その最中の人、放射線治療に通っている人‥たまったものではありません。
500件近くの抗議や質問や激励の声を簡単に削除した朝日新聞をこのまま見過ごすわけにはいきません。新聞社としてやってはいけない事をいとも簡単にやってのけた。これは、乳がん患者の健康な女性に対するやっかみなんかじゃないのに、どんな声をあげても証拠を突きつけても、意図的にそのレベルに論点を下げて逃げる。
絶対に許せない。
こうした参考文を掲載いただけると本当に助かります。
この連休中に、「もしや」と思っていたことが「やっぱり」と言う残念な現実となりました。
本当に残念です。
今回の問題とこの心無い結末は、多くの乳がん患者の心を傷付け体にダメージを与えていると思います。わたしのように治療に一区切りが付いてこのように声を上げたりアクションを起こせる者はまだ良いのです。でも、これから手術や抗がん剤治療を受ける人、その最中の人、放射線治療に通っている人‥たまったものではありません。
500件近くの抗議や質問や激励の声を簡単に削除した朝日新聞をこのまま見過ごすわけにはいきません。新聞社としてやってはいけない事をいとも簡単にやってのけた。これは、乳がん患者の健康な女性に対するやっかみなんかじゃないのに、どんな声をあげても証拠を突きつけても、意図的にそのレベルに論点を下げて逃げる。
絶対に許せない。
No title
患者、家族の声が届く事を祈ります。
私は何をやっていけばいいだろう・・・、と思っても何もできない。
文才もないので・・・。
身近な友人に乳癌の真実を訴える事くらいっきりできません。
『乳癌の真実』『癌の真実』をきちんと伝えなければならないんですよね。
そういう声は患者、家族でなければできない事だと思います。
私たちの声が届いてほしいです。
私は何をやっていけばいいだろう・・・、と思っても何もできない。
文才もないので・・・。
身近な友人に乳癌の真実を訴える事くらいっきりできません。
『乳癌の真実』『癌の真実』をきちんと伝えなければならないんですよね。
そういう声は患者、家族でなければできない事だと思います。
私たちの声が届いてほしいです。
No title
テンプレありがとうございます!!
正直、今までずっとこの問題に取り組んでいて、知り過ぎてしまって、いざ行動を起こすときにどこから説明するのがいいのか迷っていたところでした。
今日は午前中出かけますが、午後、こちらを参考に、自分なりの言葉で、投げかけられるところに投げかけてみます。
奥様が大変な時期にこんな大仕事をしていただいて、本当に感謝しています。どうもありがとうございました。
正直、今までずっとこの問題に取り組んでいて、知り過ぎてしまって、いざ行動を起こすときにどこから説明するのがいいのか迷っていたところでした。
今日は午前中出かけますが、午後、こちらを参考に、自分なりの言葉で、投げかけられるところに投げかけてみます。
奥様が大変な時期にこんな大仕事をしていただいて、本当に感謝しています。どうもありがとうございました。
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事実関係を間違わないようにして、自分の病状や体の状況を入れて個人の思いのあふれる「個性」のある文書に仕上げられるといいですね。