ピンクリボンフェスティバル問題の核心 2

私が感じていた、漠とした「遠い感じ」は、あるとき、ひとつの言葉になった。


「パイの取り合い」


マンモグラフィ検診と患者が、ひとつのパイの分け前を争っているイメージ。


他のピンクリボン運動とピンクリボンフェスティバル事務局の違いは、明らかな患者への関心の違いだ。


「よそよそしさ」を超えた、何かこう、「ジャマなんだよ、はっきり言って」という感じ。

この感覚こそ、この問題に関連した患者が受けた印象ではないのだろうか。一部の患者は、私と同じ感じ方をしたはずだ。ヌードの問題よりも、そちらのほうが大きかったはずだ。


その感覚に、実体があったら、どうだろう?

「ジャマなんだよ」

誰も言ってないのに、なぜか響いてくるマボロシの声。


私たちは、その声が聞こえたから集まったような気がするのだ。


パイは、本当にあったのだ。


医療費、というパイが。


後期高齢者医療制度が導入されるくらい、医療費は切迫している。

そんな中で、「がん」は最も大きな金がかかる疾患だ。大病なのに誰でも当たり前のようにかかり、長く患い、高額な薬や高度な技術が使われる。


そのがんの中で、もっとも治療法にバラエティがあり、年々治療法に進化があるのが、「乳がん」なのだ。


一人に数百万円もかかるこの病気、現在の医療費では、今後賄いきれなくなるのは必至だ。


もっと金がかからないようにするには、どうしたらいいだろうか。

「早く治せる」は、「安く治せる」だ。


続く

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