不安に腰掛けて

小鳥の鳴き出す頃に起きて洗濯を始め、弁当を作り終える頃に私と娘を起こす妻は、

手術後二ヶ月を迎える。

傷もだいぶ塞がり、平穏な、とても毎日が平穏な日々だ。


なのに、私は、独りではふさいでしまう。


このまま、いつ来るか分からない転移再発に備えて、転移再発を迎えてしまうのだろうか。


薄氷を踏む思い



をしている人が、たくさんいるのだな。


そして、転移再発してしまった人は、もう一段別の薄氷を踏むのだ。


内臓の血が退いてゆく。


怖い。


私が経験してきた恐怖は、随分ミニチュアだった。


心には、都合が悪いことに蓋をする抑圧があるが、抑圧は、何かきっかけがあれば、噴出してきかねない。
恐怖は、押し込めず、そして、軽減しなければならない。


不安に腰掛けて生きよう。


私は、良いことを一つだけ思いついた。





妻をマッサージする。

今まで随分放っておいたから、一日に少しの時間、リラックスさせる。


私は、マッサージだけはうまいからな。


大抵の薬には、勝つつもりだよ。



すりすり。


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コメント

ついつい蓋の重石を重くすることを考えてしまいます

>心には、都合が悪いことに蓋をする抑圧があるが、抑圧は、何かきっかけがあれば、噴出してきかねない。
本当におっしゃる通りですね。
でも、押し込める以外の方法というのは容易には具体的なものは思いつけないし実行できないものだとつくづく思っています。
すりすり作戦は大成功の予感ですね\(^o^)/
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こんにちは、理人(Lied;リート)です。
妻は50代前半、私は40代前半です。


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