中西ピンクリボンは無関係か? 4

環状線の赤羽橋あたりで、

東京タワーがいつもより明るい色に染まっていた。

きれいだな、と思った。



妻のがんがわかったのは、

昨年の10月半ばのことだ。

しばらくしてブログを始めたときに、

わたしは、ピンク色の背景デザインを選んだ。

むしろ、この色でなければ、

このブログを始まらなかった。

なぜなら、このブログは、











ピンクリボンのブログなのだから。









右のいちばん目立つところに、

ピンクリボンのマークをつけるつもりだった。

ヤフーのフェスティバルブログを最初に見たからだ。

ネットで最初に出会ったのが、中西ピンクリボンだったのだ。

パソコンからなら、

今でも、右側が空いているのがわかるだろう。




しかし、そのときには、フェスティバルは終わっていて、

ピンクリボンをブログに貼り付ける機会は、

来年(つまり今年)の秋であり、

それまで待たなければならなかった。





私は、ピンクリボンを広める運動をしたい、

ほんとうにそう思っていた。

まさしく、

「中西さんのピンクリボンを応援したい」と思っていた。

私は、私なりに、同僚や身近なお客さんに

マンモグラフィー検診を勧めている。

上司にも、女子職員の検診負担制度を導入したいと話した。

私なりに、さまざまな資料にあたったが、

天秤にかけて、早期発見のための検診のほうに、

よりメリットがあると判断している。

(検診効果なしという資料も読んだ上で)



私の思いに、中西ピンクリボンは関係がある。

私は、中西さんの仕掛けた影響の末端にいるのだ。

直接的な関与など微塵もない。

親父の代からずっと朝日新聞の購読者なくらいだ。

それでも、関係があるのだ。




もし、私が勝手に協力をとりつけて、

奈良の大仏をピンク色にライトアップしてしまったら

(させてくれるわけがないと思うが)、

それはピンクリボン運動と関係があるとは言えないだろう。

私が勝手にやってしまっているわけだ。



 
しかし、もし、中西さんが、それを見て

「すばらしいですね」

とコメントしてしまったら、

その時点で、それは、無関係ではないのである。



その後「何を考えているんだ、バチ当たり者!」

と信者のみなさんの抗議でブログが炎上した場合、

「あれは当事務局は関係なく、理人さんのしたことです」

で、果たして済むのだろうか。

「あれは良かった」と言わなければ無関係である。

でも、「あれは良かった」と言ったら最後、関係があるのである。



もう一度思い出していただきたい。

私が、職場で乳がん検診を勧めている活動は、

ピンクリボン運動とは、無関係なんだろうか?

ま、私が勝手にやっちゃっているんだろう。

そのとおり。

では、それをたまたま事務局さんが知って、

「いい活動ですね」と言った場合、無関係だろうか?




「事務局の仕掛けが当たった」

「狙った路線に合致する」

そう認めた時点で、

直接関与事業以外への波及を狙った運動の責任者としては、

関係があるのである。

社会的運動を広める者は、

「あれは直接関与ではないが、狙いどおり」

と認めた時点で、因果関係を認めることになるのだ。



もし、「華があっていい」と認めた

グラマラスのセミヌードが無関係ならば、

私のやっている乳がん検診を広めるちっぽけな活動なんぞは、

まったく無関係、迷惑もいいところ、

ということになってしまうのだろう。

ピンクリボンは、事務局が直接関与する事業だけが、

関係のある事業で、

「あとは、勝手にやっているだけです」

というスタンスになるのだろうか。



社会的ムーブメントを起こすことを

ミッションとしているのに、

そんなことでいいのだろうか?



もう、セミヌードとフェスティバル事務局は、

無関係ではなくなってしまったのだ。

オフィシャル(事務局の)ブログで、

はっきりホメちゃったんだから。

なんで炎上したかといえば、

ホメてしまったからなんだよ。

ホメなければ、最後まで、関係ありません、で良かったのだ。




みんなが心配しているのは、

アレをホメちゃう感覚のほうなのである。

さらに今契約しているのは、

グラマラスによく似たファッション誌だし、

女性向けAVで言うところの「ピンク系」をピンクリボンに

ひっかけて言ってしまうような部分があるし。








「彼氏にもんでもらってなかったからだろう?」






などと

ただでさえ、偏見があるのだから、

乳がん検診の支援事業で患者が思う

「性的なものと乳がんを絡めないで欲しい」

というせめてもの願いに、

ピンクリボンのスタッフがピンとこなくてどうする。



「ピンクリボンの団体や乳がん支援の事業はいろいろあって、

今回のシゴトは私たちではありません」

という思いに至ってしまったことが問題なのだ。

「謝るけど、筋違いなんじゃないの?」

っていう謝り方を2回もやったから問題なのだ。



「これからは、ああいう路線は認めては

ならないものだと知りました」

と書けば、

「おいおい、今さらかよ」

くらいで済んだはずだと思う。



今の批判をやりすごしてしまったら、

少なくとも、

朝日事業部のピンクリボン運動は続かないよ。

知ってるよ。

大きな会社だけど、小さな事業だもの。

頑張ってやってきたんでしょ。

患者をバカにしないほうがいいって、ホント。

味方っぽく見えるから言ってるんだよ。



「あなたがたは誤解している部分がある」って

言いたい気分や立場なんだろうけど、

誤解しているのは、そっちも、なんだよ。



注)冒頭の東京タワーのライトアップは、
別団体のピンクリボンイベントであると
承知しております。

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こんにちは、理人(Lied;リート)です。
妻は50代前半、私は40代前半です。


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